牧師　小林基人

1947年北海道函館市生まれ。下の名前を「キジン」と読まれることもありますが、「モトヒト」と読んでください。父によると、私が産まれた年に日本国憲法が施行され、その「基本的人権」から命名したとのことです。

室蘭で中学生の頃、姉に連れられて教会学校に通うようになり、札幌に引っ越して、カナダの宣教師を通して信仰に導かれました。
その時からずっと牧師になる導きを感じていましたが、子供ながらに「牧師など男が一生かけてする仕事ではない」と7年間抵抗し続けました。
けれども神さまの迫りに圧倒されて、大学卒業して東京の神学校で学びと訓練を受け牧師となりました。今は「こんな欠けだらけの者が牧師をさせていただいている」と猛省しています。

最初の赴任地は横須賀の教会で、そこでアルコール依存症のおじさんと出会って強烈な経験をしました。その後、10年余「キリスト者学生会」（略称KGK）で学生の働きに関わりました。
そんな中、生まれ故郷の北海道に戻ることと、アルコール依存症の人への働きをという思いが大きくなっていきました。
その結果、札幌にある「青十字サマリヤ館」という依存症者の回復施設がすぐそばにある教会に導かれて、私の願いがかないました。
そこで30年近くを過ごし、神のことばである聖書の力強さを体験し、依存症の方々との出会いを通して、謙遜に生きることを教えられました。
その教会を定年退職してからも、なぜかいくつかの教会に仕えてきました。そして2022年春から、この教会の相馬剛牧師の後任となりました。

よろしくお願いいたします。教会でお目にかかるのを楽しみにしています。